芳香療法と嗅覚的芸術
2017年 02月 21日
植物療法は5000年程も前から伝わるが、アロマテラピー(芳香療法)という造語ができたのは1928年フランスの化学者ルネ・モーリス・ガトフォッセによる。近年のメディカルアロマの祖とされる。時代はアール・デコ。幾何学モチーフや直線的で合理性が重視された芸術運動の中、植物療法も新しい合理的療法として再出発したのか。
写真はラベンダーとティーツリーの万能ルームスプレー。(ガトフォッセは実験中の火傷をラベンダーの精油で治した)
アール・デコ以前のアールヌーヴォーの時代には、ケルンの水がフランスに持ち込まれ、香料が始めてオーデ・コロンと名のつくものとなった。植物が多く美術的アートのモチーフとなったものの背景にはそれらの香りが纏わりアールヌーヴォーを更に美しき芸術へと導いていたに違いない。
私の愛する精油達は、暮らしの中での救急箱にある常備薬ようなものであり、私にとってはアートそのものだ!
by perle-dor
| 2017-02-21 08:51
| アロマテラピー